カフェインレスコーヒー(デカフェ)

カフェインレスコーヒーについて、妊婦、授乳中の方、そして妊婦・授乳中の方へのプレゼント用に問い合わせがあります。

カタヤマでは、デカフェは取り扱っていません。理由は、色々あるので、カタヤマの考えを整理して書いておきます。

取り扱わない最大の理由は、原材料としてデカフェの生豆の品質に問題があるからです。そして、その結果として、おいしくないコーヒーが出来上がります。

デカフェの原材料は、スペシャルティには遠く及ばない低品質の生豆です。例えば、マンデリンのデカフェにG1というものがありますが、高確率で虫食い、カビ豆、黒豆、貝殻豆がかなり混入しています。

虫食い豆、カビ豆、黒豆などは、香味の濁りの原因で、ローストが進行しなかったり、ローストが進行しすぎたりするので異質な酸味や刺激的な苦みを発生させます。

妊婦と授乳中の方にとって、カフェインはリスクかも知れませんが、デカフェの生豆に混入しているカビ豆、虫食い豆、貝殻豆(異常発達)は、ノーリスクなのでしょうか?

コーヒーを飲みたい人が、「おいしくないコーヒーを飲む」という行為はストレスで、ストレスはリスクになるのではないでしょうか?

日本人は、お茶(カフェイン)を水のように飲んできている歴史があります。一部、カフェインに弱い人もいますが、スーパーにデカフェ飲料コーナーが出来るほどではありません。

父と母がコーヒーを飲んでもカフェイン酔いしないのであれば、常識的な範囲内(1日1杯、在来種を原材料とするコーヒー、カフェイン50mg〜100mg程度)のコーヒーは、リスクと呼べるリスクにはならないと考えられるのではないでしょうか。

生産履歴がなく、異物が混入しているデカフェは、原材料の品質がリスクです。カタヤマで取り扱っている生産履歴のある在来種のコーヒーは、超深煎りにしてもカフェインがリスクです。

結局、何をリスクとするのか、人それぞれです。また聞きですが、「病院の説明で一日1杯はok」という話はよく聞きます。okと言われてるならokでしょう。カタヤマは、飲むならまともなコーヒーを1杯飲みます。

カタヤマでは、おいしいという枠の中で出来る限りカフェインを減らしたものを用意しています。カフェインは、深煎りにすることで約10%破壊できます。カタヤマでは、香味が感じられる限界ギリギリまで深くローストしたコーヒー豆を販売(要予約)しています。


デカフェ コーヒー豆

生豆の状態で少し茶色くなっています。デカフェにする工程で蒸すので茶色くなります。また、デカフェにする工程で香味の損失は絶対に避けられません。 。


デカフェ コーヒー豆

赤い丸がカビ豆、虫食い豆、貝殻豆です。※カタヤマでは、悪い見本としてセミナーの教材用にしか使えません。


マンデリン

状態の良いマンデリンです。深い緑で粒の形や大きさにバラつきがなく、全体的に透明感がある外観です。